歴史と文化
>湯浅の歴史 >湯浅の人 >湯浅伝統的建造物群保存地区 >湯浅の文化財
湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区
伝統的建造物群保存地区の概要
保存地区は旧市街地の北西に位置し、東西約400m、南北約280m、面積にして約6.3ヘクタールに及びます。
16世紀末期頃に開発されたといわれる北町、鍛冶町、中町、濱町を中心とする醤油醸造業が最も盛んであった一帯にあって、『通り』と『小路』で面的に広がる特徴的な地割と、醸造業関連の町家や土蔵を代表とする近世から近代にかけての伝統的な建造物がよく残されている地区です。
醤油醸造など商工業を中心に発展した湯浅の町並みは、その重厚な歴史的風致を今日によく伝えていることから我が国にとって価値が高いと評価され、平成18年(2006)12月19日に全国初の醤油の醸造町として、国の『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されました。
(写真は北町区)
住まいの特徴
厨子(つし)二階と本瓦葺
明治頃までは厨子二階と呼ばれる低い2階建で、2階部分は物置や使用人部屋でした。年代が新しくなるにつれて建ちが高くなり、やがて総二階となります。
屋根瓦は本瓦葺の伝統が大正期頃まで強く残っています。
虫籠窓(むしこまど)
近世〜近代初頭頃の建物の2階に見られる窓で、格子を漆喰で塗り籠めています。単純な四角形か木瓜(もっこう)型に分かれますが、周囲に額縁を施した重厚なものなど、様々なデザインがあります。
幕板(まくいた)
庇の軒先に下げられている木製の板を幕板といいます。これは、雨水や霧状になった雨粒が屋内に吹き込むのを防ぐためのものです。降水量の多い地域ならではの意匠上のポイントでもあります。
格子(こうし)
古くは、トオリニワ横のミセには取外し可能な高さ3尺程度の手摺状の格子、ミセオクの表には繊細な切子格子が建て込まれています。大正期以降になると長大な出格子が多く見られるようになります。
伝建地区内の施設
岡正 (湯浅町湯浅37番地)
江戸末期頃に建築された町家で、『岡正(オカショウ)』という屋号の酒屋でした。現在は町並み散策の休憩案内所として改修しました。
・開館時間:午前10時〜午後4時
・休館日:水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
甚風呂 (湯浅町湯浅428番地)
幕末から昭和の終わりまで営業していた銭湯です。個性的な外観と建物内部を保存・復原し、古民具などを展示して歴史民俗資料館として公開しています。
・開館時間:午前10時〜午後4時(平日正午から1時まで閉館)
・休館日:水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
北町ふれあいギャラリー (湯浅町湯浅47番地の6)
空き家となっていた明治時代の建物を、町並み散策の休憩所を兼ねたギャラリーとして活用しています。絵画、写真、陶芸、手芸などの作品を月替わりで展示しています。
・午前9時〜午後5時
・休館日:水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
北の町老人憩の家 (湯浅町湯浅709番地の2)
平成22年度に土蔵のような外観に建替えて、地元住民や来訪者の方々に幅広く活用してもらうための多目的スペースやトイレなどを整備しました。また、耐震性の防火水槽や防災資機材の収納庫を備え、災害時には一時避難所として利用できます。
伝建地区来訪者駐車場
伝建地区来訪の際には、こちらの駐車場か湯浅駅前駐車場をご利用ください。(北の町老人憩の家となり)
駐車台数:6台
パンフレット
・湯浅伝統的建造物群保存地区パンフレット(日本語)【PDFファイル】
・湯浅伝統的建造物群保存地区パンフレット(英語版)【PDFファイル】
湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区保存計画