![]() 1月31日(木)、地域福祉センターで、まちなみ調査報告会を開き、 約200人の住民の方の参加をいただきました。平成11年度から2年間 おこなわれた調査の成果を、調査委員会(委員長・谷直樹、大阪市立大学 教授)の専門家5人にお話をしていただきました。その内容を報告します。 |
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| ●町の発展からみえる町並みの特色 湯浅の町並みの特徴は、各時代でつくられた町がそのまま維持されて、混在して残っているところにあります。例えば、味噌・醤油醸造業とその関連産業が栄えた北町、中町、浜町、鍛冶町、新屋敷の地区は、近代的な(江戸時代の)町並みが残っています。そして、隣の地区には、中世の熊野街道沿いの宿場町から近代の商店街として発展した道町や、大宮通りを中心とする地区が、近代的な町並みとして残っています。このような特徴をもった町割(宅地の割り方)や道路幅員、そして、小路が広い範囲で当時の面影のまま残っています。 湯浅の伝統的な建物の外観には、本瓦葺(丸瓦と平瓦を交互に葺く様式)、幕板(軒先の雨除け)や半格子、虫籠窓といった様式がみられます。一般的に、建物の建築年代の見分け方のひとつに、新しい建物ほど2階の軒の高さが高くなることがあります。同じような様式の建物でも、建築年代の違いにより軒の高さの違いが、各地区の町並みに特色を与えています。 |
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| ●訪れるに値する町、ほっとする町湯浅 全国で有名な歴史的町並みのいくつかは、伝建制度(伝統的建造物群保存地区制度の略)を導入し、少しずつ整備をしながら歴史あるきれいな町をつくってきました。 『町のもっている素材に立ち返ってみるというのが、まちづくりの原点ではないかと思います。これからの21世紀の町というのは、訪れるに値する町というのが必要になってきます。そこに住んでいる住民が、住んでいる町を値打ちがあると自分で思わないと良い町にはなりません。自分たちが住むに値する町をつくっていけば、おのずと外から人がやって来て、気持ちが伝わります。そして、口コミで「湯浅に来たらよかったよ。」と広まっていくことになります。 湯浅に関して言えば、訪れるに値する町とは、また地元の人にとって住むに値する町とは何なのかと考えますと“ほっとする町”というのが正解だと思います。“ほっとする町”というのは、愛着を持って住みこなしているということが大事になります。湯浅の周りには自然も十分ありますが、そのヘソの所に、これだけ素晴らしい先人達が残してくれた「町並み」というものがあるわけです。むしろ、これに目を向けないのはもったいない。ここの所をしっかりと認識していただいて、これをどうやって使っていくか、世間にアピールしていくかということを(町民の方に)是非お願いしたい。まちづくりは、町をどう磨くかということになります。まちづくりを楽しんで下さい。』 という谷委員長の言葉で報告会が締めくくられました。 |