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「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅
平成29年4月28日、文化庁から平成29年度における日本遺産の認定が発表され、本町が申請した「醤油醸造文化」に関するストーリーが認定を受けました。
ストーリーを構成する文化財のうち主なものは、
- 「重要伝統的建造物群保存地区(国選定)」
- 「醤油醸造用具(町指定有形民俗文化財)」
となっています。
ストーリー概要
醤油の起源は、遥か中世の時代、中国に渡り修行を積んだ禅僧が伝えた特別な味噌に始まる。この味噌の桶に溜まった汁に紀州湯浅の人々が工夫を重ね、生まれたのが現在の醤油であるという。
醤油の醸造業で栄えた町並みには、重厚な瓦葺の屋根と繊細な格子(こうし)が印象的な町家や、白壁の土蔵が建ち並ぶ。通りや小路(しょうじ)を歩けば、老舗醸造家から漂ってくる醤油の芳香が鼻をくすぐり、醤油造りの歴史と伝統が、形、香り、味わいとなって人々の暮らしの中に生き続けている。
「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅
日本遺産とは
文化庁が平成27年度に創設した制度で、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定し、国内外に戦略的に発信することにより、地域活性化等を図るものです。
東京オリンピックが開催される2020年までに、100件程度の認定を目指しており、平成27年度は全国で18件、平成28年度は19件、平成29年度は17件が認定となりました。