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世界農業遺産
「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が世界農業遺産に認定されました!
和歌山県が参画する有田・下津地域世界農業遺産推進協議会から国際連合食糧農業機関(FAO)へ申請をしていた「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が、この度、世界農業遺産(GIAHS)に認定されました。
世界農業遺産とは
伝統的な農林水産業と、それに関わって生まれた文化、景色や景観、生物多様性などが相互に関連して一体となった、伝統的な農林水産業を営む世界的に重要な地域をFAOが認定する制度。
「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」とは
有田・下津地域は、400年以上前から農家の手により壮大な石積み階段園を築き上げ、江戸時代には日本で初めての共同出荷組織「蜜柑方」を組織。自然条件を巧みに活かし多様な品種系統を導入し、貯蔵技術も駆使しながら、年内の有田みかん、年明けの下津蔵出しみかんという長期リレー出荷を実現し、現在に至るまで継承されている世界的に重要な農業システム。
【町長コメント】
有田・下津地域世界農業遺産推進協議会が国連食糧農業機関(FAO)に申請していました「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が世界農業遺産に認定されました。
令和5年10月の世界農業遺産認定申請書の提出から約2年、FAO事務局等からの質疑対応や現地対応において、多くの方々のご協力とご努力により認定に結びついたこと、心から感謝申し上げます。
認定の報告を受け、このみかんシステムの遺産が評価されたことは、湯浅町にとって誇りであり、地域の農家の方々が先代から受け継がれた知恵や技術などの歴史的な遺産を次世代へと受け継いでいかなければならないと強く感じているところです。
湯浅町としまして、地域の生産者や農業協同組合と協力しながら、世界に認められた有田・下津地域のみかん農業が今よりもさらに発展していくよう取り組んでいきたいと考えております。
湯浅町長 上山 章善