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農業遺産
「有田みかんシステム」が日本農業遺産に認定されました
有田管内1市3町やJAありだ等の関係機関で構成された有田みかん地域農業遺産推進協議会が令和2年7月に認定申請した『みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム』が、農林水産大臣により日本農業遺産に認定されました。
今後は「農業遺産保全計画」に基づくシステムの保全・継承活動により、認定を活かした地域振興に取り組んでいきます。
「有田みかんシステム」を世界農業遺産に
有田みかん地域農業遺産推進協議会(有田管内1市3町及び関係機関で構成)において「有田みかんシステム」の世界農業遺産の認定を目指しています!
農業遺産とは
- 何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに関わって育まれた文化、ランドスケープ(※1)や農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を認定する制度です。
※1 ランドスケープ:土地の上に農林水産業の営みを展開し、それが呈する一つの地域的まとまり - 農業遺産には、国連食糧農業機関が認定する「世界農業遺産」と、農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」があります。
参考ホームページ
農林水産省 世界農業遺産・日本農業遺産<外部リンク>
「有田みかんシステム」とは
「有田みかんシステム」とは、日本で初めて、みかん栽培を生計の手段に発達させるとともに、持続可能な開発を可能にし、当地域を日本一のみかん産地に発展させた持続的農林業システムです。
1.みかん栽培の産業化
- 室町時代より自生みかんを栽培
- 安土桃山時代には、熊本県から小みかんを導入し、優良系統の選抜を重ね「紀州みかん」を育成
日本のみかん産業を牽引
2.多様な品種の発見・栽培
- 高い観察力により、数多くの優良品種を発見
- みかん栽培との兼業により、農家ニーズに応える「2年生・土付き苗木」を生産
産地の自立性を向上
3.地勢・地質に応じた栽培
- 地勢・地質の組み合わせに応じた「長所を活かし、短所を克服する」栽培
地域全体で「有田みかん」産地を形成
4.販売面での優位性の維持
- 日本初のみかん共同出荷組織「蜜柑方」を組織
- 以降も時代に応じてその形態を発展
- 現在では、多様な出荷組織が共存
販売面での優位性の維持
本システムにより、持続可能な発展を続けた有田地域は、日本を代表する地域ブランド「有田みかん」を確立し、日本一の生産量を誇る産地となるとともに、他産地の発展を牽引してきました。
「有田みかんシステム」の概要[PDFファイル/1.36MB]
(募集終了)日本農業遺産「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」のロゴマークを募集します
有田みかん地域農業遺産推進協議会では、日本農業遺産に認定された「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」の認知度の向上を図るため、ロゴマークを作成することになりました。
つきましては、募集要項のとおり募集しますので、皆さんからのご応募をぜひお待ちしております。
募集内容
ロゴが象徴する内容
- 傾斜地での石積み階段園によるみかん栽培
- 多様な地勢(山や川の配置、標高など)・地質の組み合わせに応じたみかんの品種選定・栽培
- 農家の高い観察力による優良品種発見と農家による苗木生産
- 日本初の共同出荷組織「蜜柑方」を起源とする多様な出荷組織が共存
応募資格
どなたでも応募できます。
応募方法
応募作品は、下記のいずれかの方法でお送りください。
郵送
作品を折り曲げないようにし、封筒に「ロゴマーク公募」と明記してください。
郵送先:有田振興局農業水産振興課(有田みかん地域農業遺産推進協議会事務局)
〒643-0004 有田郡湯浅町湯浅2355-1
電子メール
データはJpeg形式またはGif形式とし、2MBバイト以内で件名を「ロゴマーク公募」と明記してください。
メールアドレス:arida@mikan.gr.jp
・応募用紙は、有田振興局農業水産振興課、湯浅町産業建設課に備え付けの応募用紙または、下記よりダウンロードしたものをご使用ください。
応募締切
令和4年4月30日(土曜日)
表彰
- 最優秀賞 1点 賞状、賞金10万円
- 優秀賞 2点 賞状、賞金2万円
お問い合わせ
有田みかん地域農業遺産推進協議会事務局(有田振興局農業水産振興課内)
〒643-0004 有田郡湯浅町湯浅2355-1
Tel:0737-64-1273 Fax:0737-64-1274
E-mail:arida@mikan.gr.jp